先端計測技術によって社会インフラ整備とその維持管理への貢献を目指して

iシステムリサーチ株式会社は、先端の計測技術を活用し、また新しい技術を開発し、社会インフラの整備や維持管理への社会的な貢献を目指して2013年(平成25年)に設立しました。企業規模は、まだ小さいですが、有する技術と発想、人材は傑出しており、設立の使命を果たすべく努力を続けています。

設立当初は、三菱電機㈱にて開発された、きわめて高精度のGPS機能と高密度レーザ計測システムを組み合わせたモービルマッピングシステム(MMS)の取得データの解析を主な業務として取り組んで来ました。
その後、解析だけでなく計測システムの開発にも取り組んでいます。

移動体計測は機能や解析方法の改良で様々な可視化を可能にします。トンネルの内空変位や道路舗装面の精細な凹凸検出、鉄道では建築限界、線路の歪みなど、さまざまな応用計測につながる解析手法を開発しています。
多くの日本の道路やトンネル等の社会インフラは老齢期に達し、不具合によって各地で事故の発生が報道され、そのような事故も年々増える傾向にあります。限りある予算の中で、最新計測システムを活用することによって、効率的に(時間的にも費用的にも)不具合箇所を早期に発見して、事故の発生を未然に防ぎ、効果的で時宜を得た対策や改修等が可能になってきます。
取得されたデータの解析や評価・診断には、計測データの質的向上に加え解析技術の高度化も重要になってきます。これらの技術の発展によって、より正確により適切に不具合箇所を検出することができます。われわれはこのような技術をより発展させることで、事故を防ぎ、社会に貢献することを目指しています。

近年流行りのドローンでは、精密写真計測およびレーザ計測の精度向上をきわめています。地上精度で2㎜~5㎜を達成すべく技術開発を行っています。また、運用を容易にするために、精密自律飛行ドローンを開発し、安定した計測を実現しています。
また、リアルタイムデータを安定して送ることは斜面等の計測においてもきわめて重要です。これら位置情報を正確に取得するGNSSや計測システムの開発にも取り組んでいます。

つねに社会の一歩先のニーズを見つめ、新たな社会への貢献のあり方を求め、たゆまぬ努力を続けて参ります。皆様のご指導ご支援とご高配を賜りますようお願い申し上げます。

iシステムリサーチ株式会社
代表取締役社長 西川 啓一